インターネットやパソコン等の
情報通信技術を利用できる者と
利用できない者との間に生じる格差
と定義しています。
インターネットの普及により、
スマートフォンやタブレットなどの
IT端末が日常に浸透した現在、
情報の入手量や質が
格段に向上した一方で、
それらを使いこなせない人との間に
情報格差が生まれています。
この格差の広がりから
デジタルデバイドが
問題視されるようになりました。
一般的に高齢者や貧困層の間に生じると
考えられていますが、
スマホネイティブである
若者の間にも発生しています。
その理由としては、
以下が挙げられます。
深刻なPC離れ
スマートフォンが最も多く、
ノートパソコンやデスクトップパソコンは
かなり低い数値になっています。
LINEやTwitter、Instagramなどの
SNSを使ったコミュニケーションに加え
これまでパソコンを使う必要があった
画像や動画の編集、WordやExcelといった
アプリケーションでさえ
スマートフォンがあれば
利用できるようになったことが
挙げられます。
重要な政策のひとつですが
日本のICT教育は海外と比べて
遅れているのが現状です。
ICT教育が遅れている理由として
以下の2つが挙げられます。
ICT教育の遅れが発生しています。
若者に与える問題としては
以下3つが挙げられます。
情報格差の拡大は、
様々な問題を引き起こします。
適切に使えないと、
地震や台風といった自然災害、
疫病の蔓延、テロなどが発生した際、
避難経路や危険区域などの
情報を入手することが困難になります。
他にも、海外にいる場合、
スマートフォンを使った翻訳、
現在地の把握が出来ないと、
対応が遅れ、万が一の事態に
巻き込まれる可能性があります。
情報格差の拡大は、
誤った情報に流されたり、
大事な個人情報を
流出してしまうといった、
ITリテラシーの低下にもつながります。
オンライン上での授業や課題の提出など、
若者が学習を進める中で
デジタル機器に触れる機会が
増加しています。
その際、デジタル機器や
インターネットなどを
活用することができる学生は、
より質の高い教育を
受けることができますが、
一方でデジタル機器を所有していない、
上手く活用することができない学生は、
教育の機会を失う可能性があります。
デジタルデバイドが原因となって
教育格差が拡大すると考えられています。
若者の就職やキャリアに
大きな影響を与える可能性があります。
近年、企業はITリテラシーの
高い人材を求めています。
そういった中で、デジタル機器の使用や
インターネットを用いた情報収集に
慣れていない若者たちは、
企業の望む人材とマッチせず、
今後の就職において
競争力を持たないことになります。
また、デジタルリソースを活用した
ビジネススキルや知識が
必要な仕事も増えており、
デジタルデバイドによって
これらの仕事へ就くこと
困難になる場合もあります。
このように、デジタルデバイドは
若者のキャリアアップにも
支障をもたらすことがあります。